September 19, 2003
Blogについて、MAO先生との対話。
 9月12日の夜に、blog::TIAOのMAO先生と、MSNメッセンジャーで会話させて頂きました。
 MAO先生は、様々な分野に対して造詣が深い方ですが、特にアート、その中でも中国のアート事情 に精通していらして、とても有意義なお話ができました。先生の許可を頂いてメッセのログを公開します。少し長めなので、何回かに分けてアップしていきます。

 まずは、Blogについての会話から始まりました。。
 おもしろいコンテンツってどうやったら生まれるんだろう? っていうところで話が盛り上がりました。

 ところで、、何回も書いちゃったけど「先生」って中国語の使い方、、あってる、、よね?

Euri: 現状では、webで情報を出版するとなると、結局HTMLが書けないといけない。できる人には簡単に思えても、けっこうその壁は厚いんですよね。
MAO: そこいらは問題が多いです。というかそういった先入観が強くてなかなかWebで情報を出すところまでいかないし 継続も難しかった。
Euri: 大学で理系の人でも、HTMLさっぱりって言う人もいる。 かと思えば、国立美大関係のサイトで、デザインがめちゃくちゃ、ページタイトルも「AdobeGoLive」とかになったまんまだったりする。
MAO: 若い人たちでそうですから 年配の人たちにとってはもっと大変というか 不可能でしょう。 もっと大勢の人たちがWebに参入してこない限りは コンテンツも面白くならない
Euri: けれどもBLOGならば、インストールが終わって、まあ、テンプレートなんかの環境が整ってしまえば、エントリーをSAVEすれば、とりあえず形は出来る。 なおかつ、trackbackなんかのネットワークオープン用の手段もツールが勝手に用意してくれている。そういう意味で、ツールとして注目していますね。
MAO: そうなんですよ 情報ソースとしてはぼくなんかは年配の人たちに期待している。 余丁町散人さんのような人たちがもっと出てくればいいんですが。
Euri: http://nanitozo.com/log/ では、HTML書くなんて発想すらないような人達ばっかりを集めてきていて、そこで、彼らが「何がわからないのか?」を知っていきたいな、と思っています。 そこからまた、フィードバックを得つつ、より公式な場での情報出版ツールとしてBlogを使うための土台を作ろうと。 その意味でテーマとかコミュニティとしての思想性がある場所では無いですね。
MAO: ぼくの方は http://blog.readymade.jp/tiao/archives/000230.html という感じで コンテンツよりのテーマを模索中。この関係の企画書をいままとめているところなんです。
Euri: 将来的には、もっとテーマ性をもったBlogはつくろうと思っています。今は完全に実験段階ですね。。 今考えているのは、テーマと言うか、大学からの情報出版ツールとして使えないかな?と。
MAO: 大学はもっと内部の情報を積極的に社会へ出すべきですよね。情報だけじゃなく 人もですが。
Euri: MITの授業教材無料公開http://www.mochioumeda.com/archive/biztech/010416.html みたいな事をBlogを通して出来ないかな?と。
MAO: アメリカはこうしたことに積極的ですよね というか社会とのつながりこそが大学を活性化させると知っている
Euri: Blogを使ってリアルタイムで教材を公開して、それについて学生がエントリーやコメントを通して議論する。 且つ、それを外部の人が、コメント入れるなり、trackback入れるなりでネットワークに乗っていく、そういうモデルを理想と考えています。
MAO: 知は広く公開されて共有されるべきですからね。余丁町散人さんが「Weblog (blog) は高齢者活性化の鍵となるか?」http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1922962667/E914671961/index.html とおっしゃっているのですが これからリタイアする団塊の世代の再生利用装置としてのブログを 学生がサポートするようなスキームが出来ないですかね
Euri: 情報エディティング→パブリッシングツールとして、現状でここまでの完成度を持ったツールは存在しないと思いますし、確かに体制作りさえしっかりすれば、何処からでも情報は引き出せるでしょうね。
MAO: ところで新聞記者の友人をけしかけているのですが このようなブログの可能性はどう思いますか? Webのコンテンツにそれほどみるべきものが多くないのは 多くの人が取材したり それを批評し 書くという訓練を受けていないから そうした技能を持った人が参画してくると 面白くならないかというのが アイデアの発端。
Euri: 確かに。良いコンテンツを生み出せる人たちに如何にアプローチしていくかは課題ですね。
MAO: じゃ そういった人が何処にいるだろうか?と考えたときに 新聞記者の退職OBじゃないかと考えたわけです。 60前後くらいでまだ元気な記者OBは全国でかなりいるでしょう。そうした人たちをオーガナイズした ブログジャーナル
Euri: なるほど。面白そうですね。
MAO: これが実現すれば 新聞社という規制なしで さまざまな記事が生み出されます。 会社と労働組合の間で 新聞記者は個人HPをもってはいけないという協定になっているとか。 それも書面じゃなくて 口頭での協定です。陰湿ですよね。 新聞社は怖がっています。自分たちの基盤そのものがけっこう危ういことを知っている。 でもこれで縛られるのは 現職の記者だけ。
Euri: そこでOB、OGと。いいですね。
MAO: 以前は記者やっていても、今は営業とか販売の人はいいらしい。そして退職者は自由。 けっこう不満をもっているらしいのは知っている。後輩の記者への意見もたくさんある。 取材ルートも まとめ方も現職よりもノウハウあるくらいでしょう。 それらを動かせたら 例えば100人ぐらいが参加するブログジャーナルサイト いい記事が出てくるような気がする。
Euri: 確かに。新聞の社会面に載るような記事は個人出版で充分代替可能ですしね。
MAO: 人気が出て毎日のアクセスが十万を越えると 媒体価値が出て広告が取れる。 記者OBが百人で新聞社サイトに十分対抗可能asahi.comに迫るかも知れない こういう可能性をどう思います?
Euri: 人気は出るでしょうね。
MAO: これに必要なインフラがロリポップの月額250円のレンタルサーバだったら大笑いです。 ブログの可能性を夢見るとしたらこうした方向ですね。 こうした突出したブログサイトが 社会へ事件として登場するようになってこそ ブログの認知が出来てくる。

http://nanitozo.com/log/euri/archives/000256.htmlに続きます。 Posted by Ken.eu at September 19, 2003 07:04 AM | コメント (2) | トラックバック (2)
コメント

先生は照れますが、中国語では「~さん」くらいの意味ですから大丈夫です。
なぜかトラックバックが重複してしまってすいません。

Posted by: MAO at September 19, 2003 01:53 PM

上記の記者OBによるブログジャーナルというのは、普通に仕組むとマスメディアへの強烈な挑戦状となるのでかなりやばいのです・・・・・・
たとえば大学の研究の一つとして学生たちがブログシステムをサポートし、記者OBや、リタイヤした専門分野の外部の方が協力するというような隠れ蓑というわけでもないのですが、社会的にも認知しやすい仕組みというのは出来ないですかね。

Posted by: MAO at September 19, 2003 05:12 PM
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Euriくんとの対話、そして福岡
Excerpt: Euriくんからトラックバックやコメントをもらっていたので、彼のサイトを時々覗くようになった。「blogを楽しむML」でもなかなか的確なコメントをしていたので、話してみたくなる。サ...
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